ベルゲン魚スープ
木造倉庫群ブリッゲンとさわやかな緑色で、私を励ましてくれたベルゲンスープ。
賞味期限が切れ、目の上のコブのだった古代美術の考古学テストを終え、
お祝いに開けてみることに。
粉末インスタント食品だが、開封と同時に香る魚の臭い。
・・・日本のいり粉だしの香りと似ている。
ちょっと嫌な予感。
カミッラのアドバイスを無視して、袋の表示どおりに作った罰か、
賞味期限が切れていたことが原因なのか、
ダマだらけのスープの中身は干からびた人参と
魚のかけらも見当たらない、片栗粉でクリーミーなスープだった。
一袋で底なし胃袋を満足させる位の結構な量ができたので、
ノルウェー人は大食いなのか?など思って嬉しくなったが、
袋には"4人分用"の表記がしてあった。
袋の中身はいり粉だしのダマスープ・・・、
"人生はベルゲンスープのようなもの、開けるまでどのくらい空っぽか分からない。"
映画フォレストガンプのママの名言を思い出して
アレンジしてしまった・・・。
テストから数日・・・
溜まったものが一気に出て、右手の指全てにできているシモヤケに気づく。
落ち着いて、今おかれている状況を確認してみたなら・・・
テストの数日前、恐怖ですっかりイカれていた私は
FaceBookのカミッラのページに、随分不可解な書き込みをしていた。
インターネットで流行っている"荒らし"と言うやつです。
"試験前だろ、このイカレポンチ!"
カミッラは私の危ない試験前ナチュラル・ハイを知っているので、
的確な返事を下っていた。
台所の食品棚には、いつもは食べない
クッキーの大袋や数枚の板チョコが!
机の上には、謎のメッセージ
"二人は永遠に・・・"みたいな文章。
(しかし、"永遠に"って・・・どういう意味で?不死身のポーの一族か?)
どこぞのクソガキが私にお菓子を持ってきて、
私とアーランド君の関係を祝福(?)するような落書きを残していったのか?
(とりあえず、今のところは永遠にファンであり続けるつもりだが・・・)
冷蔵庫にはビタミンドリンク類が2本も入っていたし、
卵や乳製品がやたらと減っていて、コーヒーもほとんど空!
誰だ!私の貴重な食料に手を伸ばした奴は!
そして食べない食品をお返しにおいていったアホは!!
・・・犯人は私です。
どんなに勉強しても、その結果が必ずしも出るとは限らない試験、
その恐怖(不合格&低得点)に
脳みそが特別な働きをすることがある。
疲れた脳みそでお菓子をたっぷり買って、コーヒーで目を覚まして、
無意識にいたずら書きなどをして気を晴らしていたのだが、
脳内麻薬?それとも乳児のときに打った頭が原因?
今回はそういう現象が久しぶりに起こったのでした。
同居人たちから聞いたところ、やたらと食べて、
寒いのに薄着でベランダにいたことが結構あったそうです。
そういえば、そういうこともあったかもしれない。
・・けど、あの試験から開放された今、そんなことはどうでも良く、
現在はNHKの高校講座"物理"を見ながら半導体の仕組みについて勉強中。
半導体の仕組みは考古学の年代測定法を知る上で
とっても重要なヒントを与えてくれるので、楽しく学習させていただきたい。
まだ混乱気味の脳みそ・・・、カルメンに電話するのも忘れてた、
週末泊りがけで行こうと思ってたのに!
今日の一曲、JanetteのPorque Te Vas
ポルケ・テ・ヴァス?!
どうして行ってしまうの、私の脳みそ・・・?