ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

カミッラからの電話

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久しぶりにカミッラから電話がかかってきた。
ナポリで作った野菜饅頭のレシピがほしかったようだ。
 
野菜饅頭とは朝日新聞に載っていたレシピで、
肉まんの中身がほうれん草かスカローレ(イタリアの苦レタス)という
ベジタリアン嗜好な饅頭である。
 
この野菜饅頭はナポリ在学中のカミッラ主催パーティでかなり受けたことを覚えている
(そりゃあ、塩なし生臭パエリアに比べたらね)。
 
今回は彼女が教会の会食で作って振舞おうとしているらしい。
食事会に来るのは老人または在ノルウェーアジア系外国人なので、
悪くはなかろうが、味付けと最後の仕上げの強火に注意だ。
 
 
レシピの話だけでは何なので、お互いの近況報告も少々、
流石ノルウェー人、特に変わったことはないらしい、
ランディが新しいアパートに引越ししてカミッラの家に近くなったとか、
お友達のフィリピン人がノルウェーを出て行くとか・・・。
 
相当腹が減っているのか、あの狭いアパートに一緒に住もうとか、
オファーしてくれるのはいいけど、仕事がなくっちゃ移住は無理だって!
 
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あの狭いアパート、ソファーはベッドになるけど、私は床に寝ていた。
そこまでしてでもノルウェーに行きたい自分はだめ人間だと思う・・・。
 
カミッラのアパートにはピザ焼き器や電気ポットはあるのに
洗濯機もテレビもない、カーテンはあるけど花を飾る花瓶はない。
 
 
こっちも相変わらずベルゲン病の話やKings of convenienceの話などして
あきれられたが、道端でアーランドを見かけた際にはサインをもらってくれる約束はしてくれた。
見た目が目立つからその辺歩いていたら、気がつくであろう。
 
自分よりヤバイ人間であるカミッラと誰かが出会うとき、いつも思い浮かべる
カミッラVS・・・・、
 
でもカミッラVSアーランドはあんまり違和感がないなぁ。
 
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ノルウェーでは毎年5月にイタリア語検定なるものがあるのだが、
その会場がなぜかベルゲンと決まっている。
性懲りもなく、決まって5月にベルゲンを旅行するカミッラも今年は風邪でパスしたそうだ。
 
ただ、野菜饅頭を作ったのは私がまだ、大学に入る前の話だ。
そういう昔の出来事を思い出すのは、頭の調子が優れないというサインではないだろうか?
オスロで一人のカミッラはやっぱりノルウェーバージョン、
おとなしくて口数も少なめ、鬱か?
 
私の虚しいお話に笑ってたから大丈夫かな?
 
カミッラと私はつっかえ棒のような友達、
お互いがお互いに患者でサイコアナリストでカウンセラー。
 
 
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