ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

Driving north 姉ちゃんが帰ってきた!

先月末から連休にかけて、珍しく忙しい毎日を送っていたので
ドラマチックすぎて、皆さんにおすそ分けするには、
この記事だけではまとまりそうもありません。

まず、免許がやっと取れました!

あっけなさすぎる卒業検定と7か月通った教習所に妙な愛着があったので
一発合格できたのは嬉しかったけど、寂しくもありました。
学科も完璧に準備できなかったけど、一回で合格でき、
その場で免許の交付が行われ、久しぶりに大学のテスト後のような
爽快感を味わいました。

車の写真がなかったから、数年前にストーカーから殺人予告されたJoss Stoneの
かわいいお花の車ビデオでも・・・

Don't Cha Wanna Ride?

免許を取ったご褒美にメガネ美容師のいる
ヘアーサロン(パーマ屋さんではない)に予約を入れ、
脳みそが既にゆるふわにも拘わらず、髪の毛までゆるふわにしてきました。
残念ながら割引クーポン利用なので、ホストを指名するように
メガネ男子を指名することはできずに、順番で職場でも決して仲良くしないような
オシャレ男子に切ってもらいました。

石鹸ではなくシャンプーで洗うことと、トリートメントをするようにという
女子力の著しく低いアドバイスをいただき、
毎朝、ドライヤーで髪を乾かすときにワックスを使って
ふわふわを維持しましょうとも言われ、
世の中の女の子がどれだけ早起きで勤勉なのかを思い知らされました。


そんな免許取ったばかりの私が運転する車で
里帰り中だった姉ちゃんと姪っ子ちゃんを連れて
船橋のイケアまで行ってきたですよ!

イメージ 1
もちろん、隣に大型免許を持っている感覚ドライバーのおやじと
孫がかわいくてしょうがないママも連れて、
一時間弱の道を運転してきました。

♪こんな家には住みたくな~い~、大きい家にすみた~い
という“理想の家”を歌った“あの家、この家”
という歌の作詞作曲を手掛けた姪っ子には
魅力的だったようで、家庭用品売り場では積極的に
食器選びをしたりして、飽きることなく回れました。

親父は北欧家具にはまったく興味を持たないので
隣の船橋オートレース場で賭博にふけっていました。

オートレース場からイケアの入り口まで歩くと結構な距離があると
疲れたブルースのおやじも
100円のホットドッグを飲み込んでご満悦の様子だったので、
趣味の違う家族でも楽しめるイケアはすごいところだと思います。

私がイケアで買うものはこれ↓
イメージ 2
リコリスグミです。

ほんとはラムネ状のリコリスが食べたいんだけど、
日本で買えるリコリスは多分、これだけだと思います。

姪っ子ちゃんがイケアで塗り絵をしている間、
私と姉ちゃんはららぽーとにあるデンマークの雑貨屋で
姪っ子ちゃんの誕生日プレゼントを買いに行きました。

オスロにもあるTigerという店なのでポテトチップを買ったことや
カミッラのサングラスを買いに行き、試着する私の顔をみて
大爆笑の上に“トップガン並の着こなしだから、バイクを買え”という
一風変わったアドバイスをくれたことや
マニキュアの質がひどくてきれいに塗れなかったことなんか思い出します。

イケアのビストロはノルウェーの空港臭(ソーセージを茹でるにおい)がするのに
スウェーデンのセンスと明らかに違う、
もっと素朴(別の言葉で垢抜けない)なノルウェーが余計に恋しくなりました。

そんな感傷に浸っている間もなく、
家に置き去りにしてきた95歳のババアが心配だったので、
帰りの運転は親父が担当し、(私は安全だけどゆっくり運転しかできない)
私の初ドライブは成功しました。

その後、ペーパードライバーの姉ちゃんが
近所のショッピングセンターまで運転しましたが、
あまりのふらつきに恐怖を感じたママは
姪っ子を連れて車から降り、徒歩で目的地まで行きましたよ。

免許は取っても運転しないと、やっぱり怖いね・・・。



日本に帰ってからそろそろ一年になりますが、
私が最も感じているのは、ネットとにらめっこだった
イタリア生活と違い、テレビによる情報収集が多く、
近所に核廃棄物置き場ができるということをつい最近まで知りませんでした。
土地柄か、反対する住民も少なく、環境相が来たことも
後日の地方版新聞に小さく載っているだけでした。

そして、そんな怖い話にも以前のように
目くじらを立てて情報発信しなくなった自分に
マスメディアや生活の中でどんどん鈍くなっていく感覚に
不安を感じます。

たすけて~マタえもん!(近所の市議のおっさん宇留間又右衛門のことです)