ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

自力で行こうオーレスン

4年前に初めて行ったオーレスン。

 
以前は夜行バスでオスロを出発し、翌朝にはフィヨルドラインに乗って
 
さっさとベルゲンに出発したのでお目当てだったアールネス灯台にはいけませんでした。
 
なので、今回はオーレスン出身のヨハンネスお勧めの電車を使って
 
オスロを出発したのですが・・・。
 
国鉄リレハンメルまで行って、オンダルスネス行きに乗り換え、
 
オンダルスネスからオーレスン行きのバスに乗るという旅程です。
 
距離的にはトロンハイムより近いのに、陸の孤島なんで
 
東京から千倉に行くようなものでしょう。
 
 
9時半にオスロ中央駅を出発し、11時ごろリレハンメル着。
 
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心配だった乗り換えも、駅ではすでにオンダルスネス行きの電車が待っていました。
 
乗り換え時間は15分ほど。
 
たった2両の小さな電車で、これに乗って3時間ほどかけてオンダルスネスまでいきます。
 
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乗客は少なく空席がたくさんあるのに、私の隣には女の子が座っていました。
 
窓際に行きたいので、車掌さんにお願いして席を替えました。
 
長距離列車には、食堂車がつき物ですが、
 
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こちらでは飲み物とスナックの自動販売機だけ。
 
リレハンメルまでの電車には、食堂車だけでなく
 
英語アナウンスや掲示板があったのに、こっちはノルウェー語のみ。
 
アナウンスの内容は大体決まっているから、電車が遅れるわけではないなら
 
問題はないけど、車掌さんが乗客全員に最終目的地を聞いて周り、
 
カミッラなしで初めてノルウェー語を使わなければならない状況になりました。
 
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雪をかぶったままの山を見ながら、これからの心配に眠れず
 
目がギンギンしたまま終点のオンダルスネスに到着。
 
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駅の裏手は切り立った山で、前にはフィヨルドの水辺が広がり
 
潮の香りが立ち込めています。
 
これといったモニュメントのない街ですが、ノルウェーの自然を楽しむ拠点となる街のようです。
 
 
ここからオーレスンまではバスを使います。
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バス停に、2,3人がいたので、行き先を確認し
 
数分後にバスが来ました。
 
運転手さんが乗り間違いがないように行き先を確認しながら
 
荷物の出し入れを手伝ってくれます。
 
このバスに乗って、2時間半かけてオーレスンへ。
 
ここまで、乗り換えはすべて時間調整がしてあるので、待たずに乗れます。
 
イタリアだったら、2時間待ちなんて当たり前ですよ。
 
 
 
・・・夜行バスだと、10時間かかりますが、オスロから一直線です。
 
ヨハンネスお勧めコースでも結局8時間はかかります。
 
こんな思いして、毎回実家に戻っているのか・・・
 
でも、私だって実家に帰るのに13時間と2時間くらい掛けるので同じか。
 
親切な運転手さんがユースホステルまでの行き方を
 
とても的確に説明してくれたので、レセプションがしまる30分前には着くことができました。
 
レセプションの姉ちゃんの英語がアメリカの南なまりでぜんぜん聞き取れねー、
 
今は洗濯機の使い方なんて興味ないから、早く部屋に荷物置かしてくれよ~。
 
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歩いている二人はエホバの証人っぽい人たちで、
 
ネクタイしめたハンサム兄ちゃんから冊子をもらおうかと思いましたが
 
オーレスンの方言はかなりきつくてわからないのでやめました。
 
 
太陽の降り注ぐ、暖かい午後に皆さんテラス席や海辺で日光浴してましたよ~。
 
そして、これから三日間、ニ・ノシュクと呼ばれる、
 
オスロではあまり聞くことがない方言との格闘が始まります。