あれが来る時代になってもおかしくないのが最近の日本政府です。
先週まで秘密保全法という法律が立法されようとしていました、
パブリックコメントを求めていたので、とりあえず大反対の意思を伝えましたよ、
最近の日本政府は本当に怖いです。
特に震災以降は私もネットニュースの噛り付いていたので
無視したかった政治に対して、かなり積極的に情報を受け入れることになったんですが、
日本にとっては百害あって一利なしの法案がスピード可決するのに
口出しせずに居られません。
国民が騙されて、アメリカが利益を得るためにたくさんの犠牲を払わされるという意識、
どうか、心の片隅に置いておいてほしいと思います。
さて、ノルウェー語講座のお時間です。
私にとって素晴らしい講師はカミッラママ、上手に表現できないことも
ノルウェー語だけで明確に説明してくれるスバラシイ先生です!
いつも思うことだけど、知らない単語は英語に置き換えてリズムを変えたら、
ノルウェー語になることを思い知らされます。
Like → Like
Drink → Drikke
See → Se
Say → Si
“お前ら、英語話せて当然!”
そんなノルウェー語ですが、空港のタックスフリーにて、
すんごい英語で話すおばちゃんからスヌース買いました。
ユーロが使えるようだったので、確認してからユーロを取り出していると・・・
“We wanna no coins, only paper!”
紙幣のみで支払い可といいたいのは十分わかるけど、
・・・うーん、この英語、シンプルイングリッシュってやつか?
私は英語に趣深いタイプではないので、実際英語圏でどんな言い方をされるのか
はっきりとはいえないけど、多分、“You can ....”とか“We would acept...”とか
“Want to”を露骨に使わないイメージ。
しかも否定形の使い方もただ単に“NO”を追加しただけ、
“Paper”も多分紙幣を表す“Bill”を使うんじゃないかな?
Vi vill ikke mynter, bare sedler!
はい、ノルウェー語はシンプルです。
私がつまずいているのは語彙のなさと、ノルウェー語で一番難しいと思われる形容詞と代名詞、ついでに疑問詞の少なさに質問時にとっても戸惑います。
英語でいうところの HOW がないので、
WHERE にあたる単語を量的な単語とつなげて代用します。
いくら?
Hvor mye koster det?
くそまずいアルコールフリービール。
ビール自体がおいしいと思わないけど、こんなので満足できる酒飲みがうらやましい。
ノルウェーのカフェではミネラルウォーターよりコーヒーのほうが安くて、
スーパーではミネラルウォーターよりビールのほうが安いです。
ついでにチェコも同じ傾向があるとか。
あのステキなチェコ兄ちゃんもビール飲むのかな・・・・。
ノルウェーでお会計時に騙す人はいませんが、キュウリが一本2百円近くしたりと
ふざけた大真面目金額表記がなかったりするので、
レジで泣きそうにならないように、この言葉を知っておく必要があります。
イタリア語だと、“いくら?”一つにとってもいろいろな表現があるので
遠回しに金額を確認する癖のある民族であることがうかがえます。
Quanto costa?
Quanto sta?
Quanto viene?
Quanto ti devo?
金額をはっきり聞くことを嫌がる背景には、職業意識もあるのかな?
“オレッちの商品は確かな目で選んだんだ!金に糸目をつけるような客はいらないよ!”
それで、金額に合った商品売ってくれるならまだしも、
売り物にならなくなった商品を押し付けるのが問題です。
こんな国民性だから、ダンテが神曲なんて“うらみの詩集100選”を書きたくなったりしたんでしょうね。
どのくらい?(期間、距離)
Hvor lenge er du i Oslo?
ノルウェーにどれくらいいるのか?という質問はよく受けるので、暗記してます。
教会までの地獄ハイキング帰り道、道に迷うカミッラ。
だから来た道を辿ってっけって提案したジャン!
メーデーの日、ハーレーダビッドソンを乗り回す不良神父ホーバルが
Bledtvetの教会で、トロンハイムから来た司教のミサを補佐するというので、
4時間かけて、徒歩で行ってきましたよ!
気の遠くなるような距離に“Hvor lenge till....(どのくらい?)”と何度も繰り返しましたよ!
たった最短8キロの道を恐ろしく遠回りして行っていたことが発覚。
最近どう?!
Hvordan går det?
英語でいうところの“What's going on?”らしいですが、あんまり聞かなかった。
試しにカミッラ御用達のコインランドリーのお兄ちゃんが同じ人種で気安いんで使ってみたけど、
“ノルウェー語をそんなに簡単に習得しないでくれ”というお褒めの言葉をいただきました。
やったね!
この兄ちゃんは移民3世当たりかな?
生春巻き食べてたけど、振る舞いや雰囲気はしっかりノルウェー人してました、いいな~。
行くとコーヒー入れてくれる上に、カミッラの洗濯物を色別に分けて
安いコースと洗濯機を選んでくれます。
イタリアでは“最近どう?”にあたる挨拶をほぼ100パーセントの割合で使うんですが、
別に私が鬱々で自殺を計画していようが、テストでアイリックそっくりのお花ちゃん見かけて
ハッピーだろうが、どうでもいい癖に礼儀できいてくるので、
ここでできる返事はただ一つ!“絶好チョー”。
これ以外の返事は本当に仲良くしている人以外にすると、面倒くさい人になって避けられます。
もし・・・HVIS
Hvis det regner....(雨が降るなら・・・)
雨の代わりにマグノリアの花びらが降ってました。
この文法はちょっと面白いなと思いました。
イタリア語で接続法みたいな表現になるので、簡単につかえるようになる単語じゃないかな?
“Hvis”という単語は英語の“If”と関係代名詞の両方の役割があるらしく
便利であまり混乱を起こさない単語に見えます。
私に気を使ってくれているのか、
みなさん直説法で話すので、遠回り表現ですっかり覚えてしまった私には
ちょっとびっくりだったな。
(こうやって、外国語を難しく考えると、いつまでたっても上達しません)
おまけのノルウェー語
Vil du ha soft is?
ノルウェー語でソフトクリームはSoft is(ソフトイッス)。
“IS” はアイスのことですが、ナポリ語で同じように発音する“ISSU”は人称代名詞男性形単数を示し、つまり英語でいうところの“HE”、そして“SOFT”は英語のソフトですが、
この造語、ナポリ語で聞いたら、“物腰の優しい彼”という草食系素敵男子を想像してしまいます。
だから、カミッラ、気安く“ソフトクリーム食べに行こう!”とか言って誘わないでくれ。
私の脳みそ翻訳機では“かわいい男子をナンパしに行こう!”に訳されてしまうからな。
(こういう馬鹿なことに脳細胞の神経を張り巡らすと、いつまでたっても外国語は上達しません)
※詳しい人!間違っていたら教えてください。