ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

面倒くさい五月の出来事

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まずは報告から。
 
シナモンロールに二回目の挑戦、おいしそうにできたでしょう?
 
不味かったんです・・・。
食べ物にまずいと言うのはとても申し訳ないけど、
ピザ生地で作ったシナモンロール風になってしまいました。
 
スウェーデンレシピで作ったのはいいけど、日本のものと違って分量の表示がかなりアバウト。
 
"ここで小麦粉が必要になります、お好みの硬さになるまで足して下さい。"
 
"オーブンを熱してお好きな色合いになるまで焼いて下さい。"
 
この二行が落とし穴で、パンといれば、フラワートルティーヤやピザしか作らない私には
"お好みの硬さ"は手の感触でどうしても固めになってしまう・・・ので
ピザ生地にシナモン風味の少し甘いクッキーが出来上がってしまった。
砂糖の量もかなり減らしたのでそれも不味かった。
 
さて、週末はネット環境が遥かに良いカルメン宅にお邪魔してきた。
ダウンロードしたファイルに新種ウイルスが入ったのか、
パソコンのメモリに問題が生じたのか、検索ソフトが使えなくなり、
金冠日食の記事に乗り遅れてしまいました。
なんとか自分で直せたのでオタクな性格で良かった・・・。
将来は考古学者よりもPCアシスタントになった方がいいかも。
 
なので、カルメンと買物にもいけなければ、
誘われていたおばちゃんとのヨーグルト作りも参加できず、
アパートに閉じこもっておりました。
 
 
ATTENZIONE!ここから更にどうしようもない話が始まります、
心に留めず読まなかったことにして進んで下さい
(又は読むのを止めましょう)。
 
 
 
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楽しみに見ていたハリーポッター、全部見終わってしまった。
パソコンの修理をしながら見ていたけど、
商業映画に感動したまるか!と覚悟していたのにまだ心の中から抜けきらない終わりでした。
 
作者の心の中には子供の健やかな成長と安定した生活を求めていたことが
映画を通じて読み取れる気がしてきた、
登場人物がやたら多かったり、たわいもない日常のトラブルを交えての
完璧な人物像は日頃のご近所観察眼の鋭さを感じずにはいられない。
 
 
 
さて、私が第一作、"賢者の石"を最後までおとなしく見ることができなかった理由を少々。
 
物語の世界感を説明しながらの賢者の石に対する謎解きテンポがゆっくり過ぎるため、
最終的にどこに辿り着きたいかわからないのに、
フェアリーテールの中で見られるような典型的過ぎる舞台設定で、
すでに大人になっていた私にはその世界に新鮮味を感じることも
映像を楽しむこともできなかった、だから途中で見るのをやめてしまったのだと思う。
 
中世美術を楽しめる今は別の視点からホグワーズ城の装飾の基となった
ヨーロッパ建築を探し当てるのが楽しかったけど。
 
全作品を通してゆっくりな謎解きをしていくのは、作者の中の時間の流れが
学校生活に重点を置いていることが関係していると思う。
 
 
学期末に謎が解けて、新たな謎が生まれるという方法で
ファンの興味を惹きつけるのはいいが、
見ているこっちはそろそろお疲れだ。
 
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 実に覚えありのシーン→
 
ナポリ大の日本語授業で隣のアホと内緒話をして
授業妨害をした記憶がある、おおえ先生ごめんなさい。
今思うと、オスロの神学校の次に
楽しかった学校生活だったな、
神学校では真面目な生徒してたけど。
 
 
 
 
 
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第四作、炎のゴブレットより。
こちらの作品は順序を踏まずに見ても楽しめる一本。
 
ハリーを含む4人の生徒が魔法競争に参加するという
なぞなぞの少ない作品で、最終目的がはっきりしているため、おススメの一本。
と言うより・・・ハリーがヨハンネス君そっくりです。
トワイライトで変態吸血鬼役のロバート・パッティンソンも出ている。
 
 
 
 
 
 
成長していく俳優さんと役柄がそろそろ限界に達しているだろうと思われるのが、
特に最後の2作品。
 
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ハリー役を演じるダニエル君、
ごつくなってしまって、ヒゲも目立ちます。
ハリーの衣装は全作品を通して、
かなりいイケてない男子風だけど、
ここまで来ると公園で子供を遊ばせているパパ風。
この作品を撮っていたときはアルコール依存症
かかっていらしく、妙にむくんでいるのも気になる。
 
更に眼鏡をかけていないシーンもいくつか、
眼鏡なしのハリーは魅力に欠けます。
とはいえ、マジカルな風景や街の再現は
最高にきれいなので、話を追うのをつい忘れてしまう。
 
 
全部見て、最後の作品を見るほうが子供達の成長が見られて
感動的だけど、最後の2作品は、第二作になる"秘密の部屋"と結びついているので、
こちらを見てからの方が話が分かりやすいと思う。
 
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ハリーポッターと秘密の部屋(Harry Potter e La Camera dei Segreti)
 
まだ子供のハリーが見えない悪と戦う姿は
痛々しくて見ていられないけど、
この映画にまつわるどうしようもないエピソードがあります。
 
オスロの道端で、この映画のタイトルをカミッラの前で言うとめちゃくちゃ怒られた。
原因はナポリ国立博物館にある"秘密の部屋"と呼ばれる展示室と結び付けてしまったからだと思う。この展示室には古代ローマ信仰における生殖力の神
プリアポスなどの偶像やイラストが展示されている
ちなみにこのお部屋は14歳以下入場禁止完全予約制。
ハリーポッターそっくりなお堅いお友達もいるしね・・・。
カミッラの連想ゲームは怖い。
 
 
 
 
次のお楽しみは来年公開の映画イメージ 7
"Kill Your Darlings"
 
 
やっぱり眼鏡の主役というのがしっくりしてる。
ハリー役のダニエル君が
念願のゲイ役を演じるそうです。
この役者さん、ゲイを苦に自殺を試みる人たちを救おうと
色々な活動をしているとのこと。
 
5月17日はゲイを毛嫌いする人を失くそうという記念日でした。
(La giornata internazionale contro Homofobia)
皮肉にもノルウェー憲法記念日で、
カミッラのページにはその日を祝うメッセージリンクで埋っていったけな。
 
 
 
 
 
 
・・・今思うとパソコンの不具合、ハリーポッターのDVDからウィルス侵入したのではないか?
直ってよかったけど、いくつかのプログラムを再インストールしたり、
消えてしまったファイルの検索、結構めんどうだった。
 
 
 
Get me away from here I'm dying
 
 
 
これを聴いて気分を悪くする人がいませんように・・・
5月はベルセバ&スミス病になるんです。