ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

腹へリ30時間

19:30
成田空港第二ターミナルのマクドナルドにて
 
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成田空港のマクドナルドにて。
マクドナルドは悪徳企業なので使いたくないのだが、
見送りに来てくれた父の要望で仕方なく軽食。
(還暦を過ぎた男が今更ファーストフードに目覚めるってどういうこと?)
母とハンバーガーを横に半分個していただきました。
・・・マクドナルドのコーヒーは100円の価値もないような薄くてまずいやつです。
 
 
イタリアに戻るに当たって、今回はエミレーツ航空というドバイを経由する飛行機を利用、
初めての南回りということで、日本からドバイ間が12時間、
4時間のトランジット(出発が大幅に遅れて実際は6時間)を経て、
ドバイ~ローマ間に6時間、そしてローマからナポリへ2時間半の
今までで一番長い旅程をしてきました。
 
ドバイはアラブ首長国連邦にあるリゾート地のようで、
地図で見る限り、アラビア半島の東端にあり、
インドにも近いように思えます。
 
ただでさえ苦手な飛行機の旅、どうやって乗り越えようか?
 
飛行機内で最大のイベントは御食事。
 
前回と同じくベジタリアンミールを注文しておいたけど、どんなのが来るかな?
 
 
00:00 御食事第一回目
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メインはアスパラ、ほうれん草とペンネのグラタン
副菜はモッツァレラとトマトのサラダ
デザートはアーモンドケーキ
 
・・・こういう機内食を待っていたんだ!!
カンゲキするほど嬉しいメニューに眠気まで吹き飛んでしまいました。
副菜のサラダ、ニセモッツァレラを使うなら、雪印の6Pチーズをつけてくれたほうが良かったな、
グラタンの塩味に偏りがあったのも気になったけど、
ケーキのナッツ風味もシチリア菓子みたいでかなりいけます。
 
他の皆さんはマトンかチキンだったかな?
どっちにしろベジミールの方がメニューが自分好みだ。
 
出発が22時だったので、機内は法律に伴い照明を落としてあります。
薄暗い機内で食事を済ませ、日本時間の深夜帯に入る頃には皆さん静かに就寝。
眠れない私は考古学番組のバイキング特集を見て過ごしました。
 
映画も種類が多いので、選ぶだけで結構時間が掛かります。
気になったので見たものの一つ"チェルノブイリ"という映画、
ドキュメンタリーではなく、アメリカ人の男女六人秋物語をホラー映画的にとった作品だった。
 
 
 
03:00
朝食と称した現地時間で夜の3時に出された御食事
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私のベジタリアンミールは肉、魚を使わないだけのメニューなので、
オムレツが出ます。
普通の機内食ではソーセージだったものが、ジャガイモ団子になっているだけだけど・・・
他の皆さんにはストロベリームース付き。
ムースには牛の骨からとったゼラチンが使われているので
ベジタリアン用にはマチェドニアが付いて来ました・・・美味しかったけどね。
 
ご覧の通り、量が少ないのでカップ麺でも注文しようかと
ドキドキしているうちにドバイ到着。
 
05:00
ドバイ空港
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12時間のフライトを経て着いた中近東の見知らぬ国。
 
イスラム文化圏に対して、あまり寛容ではない私だが、
飛行機内のフライトアテンダント?ホステス?スチュワーデスさんたちが
とても親切で、荷物の上げ下げを手伝ってくれたり、
妙に気さくで人懐っこい感じが、ドバイに行く不安感を消してくれました。
 
実際イタリアの空港よりも近代的で、新しいショッピングモールのような施設。
今までに行ったことのない文化圏にいるという感覚は
表示のアラブ語、祈祷室、和式トイレビデ付きが設置されているところくらいでしか見られない。
 
中近東系の人たちが多く住むノルウェーの一角にいるような感覚さえ覚えた。
 
空港内にいるので、英語は通じるが、通貨までは通じないので、
当初4時間だったトランジットの間、カフェタイムをするに当たって
レート計算をしながら、沢山のカフェを見て周る。
 
機内食が少なかったので、超空腹な上、喉もカラカラ。
とりあえず喉を潤そうと売店で水を探すが、
現地のミネラルウォーターは40円くらいだった。
残念ながら、現地通貨を持っていない私は100円しないものを
カードで買うだけの勇気がなく、トイレの横に設置してあった
ウォータークーラーから水道水をいただくことにした。
 
 
12:00
ドバイーローマ間の御食事
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メインはジャガイモのガットー、マッシュルームのグリル添え
副菜は卵と温野菜のサラダ
デザートはチョコマフィン。
 
他の皆さんは羊のビリヤニや鶏肉のトマト煮を召し上がっていました。
 
メニューには大喜びだが、普通の食事をいただく皆さんには
箱に入ったクラッカーとチーズが添えられていた。
ベジタリアンだったら食べられそうなスナックなのに、なぜ、私にはくれない?
 
皆がもっているチーズクラッカーが羨ましいという理由から、
ジュースを何杯もお代わりしたため、何度もトイレに行く羽目に・・・。
全種類飲んだ結果、マンゴージュースがおススメです、
パイナップルジュースもイタリアで飲むものよりもずっと美味しかったな。
 
 
14:30
予定より2時間遅れの14時半頃ローマについて・・・
 
入国審査で中国系と思われる2人組みが、入国審査官に罵られているのを目撃。
あの二人は無事イタリアに入れたのかな?
 
空港からバスで市内へ(電車よりで行くよりも6ユーロも安くて早いのでおススメです)。
テルミニ駅からナポリ行きの普通列車に何とか間に合うが、
特急料金を取られないからだろうか?車内は満員、一時間ほど立ちっぱなし。
ナポリ近郊のアヴェルサから乗ってきたナポリ語で会話するグループ、
無賃乗車で罰金切符を切られていた。
・・・ナポリッシモ。
 
 
20:30
すっかり暗くなった、久しぶりのナポリ
ナポリ中央駅からバスと徒歩でカルメンアパートに着く。
カルメンと再会、私が日本に行っている間、
親戚の伯母さんや飼い猫のミルーが病気にかかって亡くなっていた。
家庭の問題も私の置かれている状況と同じで、お互い暗い時期を過ごしていると共感、
そしてそんな突っ込んだ問題を話し合えること、言論の自由が私には嬉しかった。
 
亡くなった伯母様は、死ぬ一週間程前、
聖母マリアが現れて、いつ神の御前に行くか相談していると
娘に語っていたそうで、その日付より3日ほど前に亡くなったそうだ。
 
ついでに教皇が退位を申し出た後、
バチカンに雷が落ち、ロシアに隕石が降ってきた。
"キット何か大きな力が働いて、教皇を退位させたに違いない"というカルメン
久しぶりのおしゃべりタイムは、楽しかった!
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待っていたのはタリオリーニという手打ちの細めんパスタ。
勿論カルメンのお手製、さて、どうやって食べる?
 
 
 
麺だけ下湯でしたあと、野菜のスープに入れて食べます。
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ラーメンみたいって?
 
その後、卵だとかチーズだとかチョコだとかいろいろと出てきましたが、
落ち着いたのか、空腹も収まり、さっさと寝床へ。
 
早朝に目が覚めて、一瞬何処にいるのか分からず
イタリアに戻ってきたことを思い出して、もう一眠り。
 
 
 
13:30
昼ごはんは日本では再現しにくいトマトとオリーブ、ケッパーのパスタ。
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よく眠れてすっきり、おなかも一杯、これから散歩に行ってこようと思います。