ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

危険!お気に入り探偵

物的証拠から真相を暴く、考古学にも共通する刑事さんのお仕事、
実は刑事ものドラマって結構好きかも。
7人と同居のアパート生活も、ものが無くなったり、壊されたり、
そんなときに小さな証拠と証言から犯人を言い当てる私は
影でSS(秘密警察)と呼ばれているに違いない。
少なくも大家にはそう言われている・・・。
 
さて、私の好きな刑事ものを並べてみよう。
興味があるのだけ拾ってよんでね。
 
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Varg Veum
お気づきの通り、ノルウェー推理小説が原作で
ベルゲンを舞台にした作品。
やっと手に入れることができた:-)
 
主人公ヴァルグ(方言によってはヴェルイ)は私立探偵、
警察のコラボレーションもありだが、単独捜査と足で稼ぐ推理が多い。
松田優作主演の探偵物語にも似ているかな?
大好きなベルゲンの景色の美しさと日常に潜む裏世界、
映像の暗さはイギリスドラマの名探偵フィッツ(Craker)並みだ。
 
ノルウェーの映画は心に潜む虚しさを描くのは上手だけど、
スピード感と意外な結末に驚きを感じさせるクリミナル・サスペンスは
あまりないと思う。
 
 
劇場公開と単発でテレビ放映されるようだ、花王日曜劇場のはだかの大将みたいなものか?
日本のヨーロッパチャンネルで是非放送して欲しい良い作品である。
 
4作品ほど見た中で、なるほど!だったのは
Falne Engeler(落ちた天使達)というエピソード。
聖書の言葉をヒントに謎を解き、次の被害者になるであろう人物を見つけ出す下りは
鳥肌ものだった!私を助手にして!!
 
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本物の警察であるハムレ(右)、
私立探偵であるヴァルグを最初は目の上のコブ扱いしていたが、次第に頼りにし始める。
"お前の出る幕ではない!"という態度を取り続けるが、
二人は結構仲良しだ。
 
 
 
 
警察ではないため、これといった武器も身を守る道具も持たないヴァルグ、
かなり激しいファイトシーンも多く、命が幾つあっても足りないような場面が目立つ。
私立探偵の普通のお仕事って大概浮気調査とか素性調査がほとんどかな?
殺人が起こるまでは、売春宿の前や逢瀬のホテル前で
ニコンの素敵な一眼レフを構えている。
 
 
 
 

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イタリアのけだるい日曜の午後はレーテ4で
繰り返し放送されるコロンボを見て過ごす・・・
お茶目なイタリア系アメリカ人刑事コロンボ
よく話題に上がるまだ見ぬ奥様と愛犬、
葉巻を片手にメキシコ料理を屋台で食べる・・・
アメリカの風俗史を勉強する良い題材になりそうな
時代背景に人物達の服飾、インテリア、
俳優さんは年をとっていくのに、
スタイルだけは全く変わらない。
 
 
 
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こちらの探偵は12世紀のベネディクト派修道士。
そこで隠居生活を送るべく、元十字軍騎士であったカドフェル
修道院のハーブ園と工房を管理しながら、
周辺で起こる不思議を解いていく。
 
このシリーズは4つまである。
中世という時代の表現、ロケ地はハンガリーらしいが、修道院や町の様子、衣装、彼らが話すラテン語交じりの英語表現とアクセント・・・、
高校の頃、金曜の夜のお楽しみだったドラマだが、
中世学を勉強した後はもっと細かい部分まで楽しめた気がする。
 
原作者であるエリス・ピーターズは94年に亡くなっているので、
生きていたらもっと楽しめたかもしれない・・・・。
 
もっと知りたい人へ、英語のリンクです。
 
 
 
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Dexter
最近のもので結構好きな刑事ものだが、
R18指定ありかな?
イタリアでは23時放映だった。
 
主人公デクスターはマイアミ警察殺人課で働く
血液の検死官でありながらシリアルキラーでもあるという
水と油の性質を保持し続けている。
 
もともと人殺し本能を持っていたデクスターは
警察であった義父から完全犯罪のノウハウと
警察が捕まえきれない犯罪者をターゲットにすることを教え込まれる。
一歩間違った正義の裁判官といえるかな?
 
 
シーズン1しか見ていないが、残酷なシーンや猟奇殺人を扱ったケースも多い、
マイアミの気温の高さ加減、皆さんのアロハシャツに見られる汗染みから
夏には見たくない背筋の凍るドラマである。
友達、恋人など人付き合いに向き合っていなかった主人公の
ノローグは結構虚しくて、とてもシリアルキラーとは思えない。
 
 
 
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Cold Case
 
時間がたった未解決事件を穿り返して
真相を究明するシリーズドラマ。
証言から過去に遡った映像再現はとても興味深い。
 
事件が解決すると亡霊となって御礼に現れる。
人が心の中に収めることができる暗い過去、
それには限度すら感じる。
こちらは危険なシーンはあまり無いが
オフィス内の人間関係小話もいらない。
 
 
 
 
 
怖くなってしまった人はこちらのサイトで落ち着いて下さい。
 
イラストレータ天久聖一の失敗写真を味わうちょっと変わったサイト、
真面目な方は避けたほうがいいかも・・・。
 
 
 
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