ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

身近の他人事

クリスマスのイルミネーションが点灯し、エネルギーの無駄遣いに心を痛め、
クリスマスツリー用にもみの木が伐採されるダークな11月。
 
ナポリは一年のうちで最も雨の多いシーズン、
今回は激しい低気圧のせいか、台風中継のような暴風雨に見舞われ、
アパートの帰る為のサレルノ行きバスが間引き運転に・・・。
 
そんなわけで一週間ほどナポリに滞在して、自宅に戻ってみると・・・・
 
バスタブに水が張ってあり、台所にはあるだけの大なべに水が汲まれていた。
 
ちょっとした異変を感じたのだが、6時のニュースで恐ろしいことを知る。
 
先週の大雨でサレルノ地方は水道管破裂による断水が起こっていたのだ!
 
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全国のニュースでも堂々と流れる情報と見覚えのある町並みに
給水車に群がるポリタンクを持った方々・・・、
誰かが水風呂に入るわけもなく、大人数分のパスタが茹でられるわけもなく、
バスタブの水はトイレ用で大鍋の水は食器洗い用に準備されていたのね・・・。
 
だが、水道をひねれば、水が出るではないか。
 
家の住人が帰ってきて状況を聞くと
数時間の断水と数日の停電があったらしい。
 
水道管破裂の被害は私の住む地区から500メートルほど先のところに
始まり、カラブリア州の近くまで続いているとのことだ。
ぎりぎりセーフで断水を免れた私のアパートだが、
エコセコ生活(エコロジー&せこい)に
自然が味方してくれたのかな?
 
 
ギリシャ神殿群の遺跡で有名なパエストゥム(Paestum)の近郊は
洪水で水没しているとのことで、
少しだけ不思議な気分になった。
 
この地域には中世前期の教会跡があるのだが、
大学に入ったばかりの頃、
この遺跡が水の下に沈んでいる夢を見たことがあった。
予知夢というやつか?
 
この地域はモッツァレラチーズの生産地なため、
水牛さんも被害にあっているそうだ、
 
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単価の高い水牛のヨーグルト、コーヒープリンもおすすめ
 
こちらは他人事ではない。
 
 
 
さらに最近のナポリはごみ問題がぶり返し、
郊外から徐々に中心部の方へゴミウェーブが迫りつつある。
 
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・・・仕方ないよなぁ、再利用のシステムが頭に入らない人たちばかりで
消費だけはしっかりするんだから。
 
 
 
 
 
ここで小さく、コメントを下さる心優しい皆様にちょっとだけ
お詫びと言い訳を・・・
 
以前、西洋美術史の記事にて、表現が適切でないという指摘を受けたわけですが、
その後、訂正しようとか、思い切って記事を削除しようとか考えていましたが、
残念ながら、そのままで図々しく公開し続けることにしました。
 
固い言葉やここでいう適切な表現に代えてしまっては私のブログが
私のブログでなくなってしまいます。
もし、そういった書物をお探しなら図書館の美術史のコーナーで
いくらでも読めると思います、私は考古学をもう少し身近に感じて欲しくて
あえて砕けた表現を使わせていただいています、
嫌な気分になるようであれば、記事をチェックしに来なければいいのです。
でも、訂正するかは少し考える時間を頂きたいと思っています。
 
アホに付き合ってくれて有難う!