ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

ストライキがストライク

外出禁止のカーニバルが過ぎ、部屋で半額セールのカーニバル菓子キャッケレをつまみながら
危ない微笑みを浮かべ、明日の夕食の心配をしていたところ・・・
 
ローマ地下鉄工事とストライキのお知らせ
 
空港に行くにはローマのテルミニ駅から地下鉄A線を使って
終点のアニャニーナ駅まで行って、そこからバスに乗り換るルートが一番安い。
 
しかし!この地下鉄A線は地下鉄増設工事のために、後9時以降は運休し、
バスに代替されるそうだが、イタリアで公共交通機関を使って予定通りに着くことはない。
バスとなれば、週末の渋滞に巻き込まれる可能性も高く、
本数の少ないアニャニーナ-チャンピーノ空港間バスの最終を乗り逃す可能性もある。
 
 
 
 Phoenix
Holdin'on Together
 
 
 
そんな面倒なことに疲れていると、それを更に混乱させるような
ストライキの告知・・・。
飛行機は土曜日の早朝発、深夜の電車でローマに着く方法より、
前の晩から空港で寝るほうが、出国手続きや治安の関係で安心。
なので金曜日の夜に着く準備をしていたのだが、
ラテン系の大~好きなストライキとなると、使える交通機関を調べなければいけない。
 
金曜日にローマにいらっしゃる皆さん、
私の一人言記事が今、役に立ちますよ!
 
さて、ストライキはローマの地下鉄、トラム、バスが8時間の運休となる。
8時半から16時半までなので、それ以降は問題ないと思われたが、
チャンピーノ空港行きバスを運営しているCotral社は
午後8時以降の運休も行うとのこと。
 
こうなったら、16時半から20時までの時間帯に空港へ移動しなければならない。
 
サレルノからローマに移動する電車の時間と計算すると、
去年よりも7時間前に家を出ることになってしまった・・・、
空港に着くのは皆さんが、美味しい夕飯を召し上がる午後7時頃。
 
きっと、バスが無いと嘆くローマに着いたばかりの旅行客を横目に
チーズときゅうりのベジサンドを食べることになりそうだな。
 
 
空港内にWiFiがあるとも思えないし、本屋でアホティーンズ雑誌でも買って
当てにならない適職テストとか、居もしない彼氏君に愛されている度テストとか、
なりたくも無いあなたはどんなセレブ度テストとかやって時間を潰すか・・・。
きっと素敵なアイドルのポスターも付いてるしね・・・(床に寝そべる際、良いシートになる)。
 
去年の空港夜明かし風景、寝そべってるお兄様方、素敵な金髪をお持ちでした。
 
 
 
ストライキといえば、日本からローマに着いたその日、
アリタリア航空ストライキに当たったことがある。
各ゲートでは出発を催促する乗客たちで混雑し、
乗り継ぎカウンターは人で溢れていた。
 
私の最終目的地はナポリだったので、税関を通ってそのまま電車で行くこともできたが、
好奇心でカスタマーサービスに、アフターケアについて聞いてみると、
翌日一番の便に予約を入れてくれた上、
空港敷地内にある宿泊料金の高さで有名なヒルトンに部屋を予約してくれるというのだ!
翌朝のブッフェ式朝食に夢を抱いていると、
 
"ナポリ行き集まれ!代替バスが出るぞ!"
 
というかけ声、ローマ-ナポリ間は車だったら2時間弱、
折角のヒルトン一泊をお断りして、ナポリ行きバスに乗ってしまった。
 
 
大学でもストライキは付き物である。
私の大学は街からバスで30分程かかる山奥にあるため、
交通機関ストライキの日は授業に行けない。
しかし、どら息子の多い地域性のため、
車通学も多く、教授によっては授業を強行するものも多い。
(こういう教授の授業は、あまり行く価値のない本読み授業なことが多い。)
 
ストライキ交通機関に不都合が生じたとき、
シェルター生活の後遺症だろうか、つい、こんなことを考えてしまう・・・。
 
"もし、お友達づきあいをしていたら、きっと車をお持ちの方の空席にお邪魔できたかもしれない"
 
しかし・・・、どんなに面倒でも、多少の損をしても、気の合わない人とお付き合いするのは
やっぱり無理かな?
 
 
 
 
ノルウェー旅行、出発前から面白くなってきました、
カミッラとの待ち合わせは神学校(OR?)、一人で歩いて探すのが
最初のノルウェーエスト、方向音痴なのに・・・
 
今回もサバイバル、
無事に着きますように・・・。
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