ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

特選少女マンガ、古くてごめんね

私の特選少女漫画、意外と頭に浮かんでこないから不思議だ。
日本の本棚を連想すると、机のしたにずらりと並んだ野球漫画ばかりが浮かんでくる。
第三野球部が32巻もあるから・・・
ドカベン大甲子園並べたら、本棚二段は確実に埋まってしまう。

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リバース・エッジ 岡崎京子
東京の垢抜けた高校生具合に憧れた。
私の通ってた高校は”カメレオン!”の世界でした、
音楽も矢沢栄吉とX・ジャパンが大人気。こんな世界は別の惑星の話のようだった。
この作品は岡崎京子先生の漫画の中でも一番好きな作品かな?
おしゃれすぎて脳天が爆発しそうだった、日本に帰ったら古本屋に行こう。

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トーマの心臓 萩尾望都
すごくクールな絵柄とエニグマティックな始まり、
読み進むにつれてどんどんはまっていった。
こういうのを読んでしまうとドイツの高等学校には
ゲイが居ると思い込んでしまう。
実際ナポリでシュロッターベッツ卒って感じの
ドイツ人と遭遇、ギリシャ人男性に気に入られていた。
そのうちトーマの心臓占いみたいなのができるんじゃないかな?

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こいつら100%伝説 岡田あーみん
危脳丸ラブ。
りぼんで連載していた危険な漫画、
この作品のおかげで、小学生なのに大麻やコカインといった
言葉を発して周りの大人を怖がらせたもんだ。
日本の当時の漫画にしてはとってもバロック、いかれた登場人物の
想像を超える危ない行動はほかに類を見ない、
この漫画を読んでしまったら他のギャグ漫画は、笑わせようとする思惑丸見えの
色あせたさむーい物にさえ見えるさ。
未だに面白いもの好きなのはこの作品のせいだと思う。

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バビロンまで何マイル? 川原泉
母子家庭で庶民の主人公が、金持ちでヨーロッパ系混血で
かっこいい幼馴染と時間旅行するという、作者好みのプロット。
第二エピソードではボルジア家が政権を握っていたイタリアへ、
この時代はまあ・・・私の専門外です。
貧乏な図書委員が、みんなの崇拝する生徒会長につきまとわれて・・
夢だね。川原教授はイタリア好きと見た。
恋愛と無縁で、それすら期待していないような主人公が
経済的にしっかり者のお兄さんタイプに求愛されるという、パターン・・・
少女マンガというのは夢を売るお仕事です。