おそ松さんのおかげで久しぶりに楽しい毎日を過ごしている私ですが、
原作のイメージからかけ離れた絵柄には
あまり興味を覚えないので無闇に財布の紐をゆるめない。
制作者が嬉しくないオタクライフを送っております。
先日は肉食女子系雑誌アンアンが、おそ松特集ということで
普段は使わない、下り方面にあるコンビニまで自転車を飛ばして買いに行きました。
コンビニのかごを手に取り、
“間違えてかごに入っちゃいました”的に買うつもりだったのですが、、
“普段からアンアンを毎週買ってます”という風貌の
白黒モード系女子に変装していたので、
“喉が渇いたの、炭酸水が欲しいから入ったけど、
あら、アンアンの最新号が出てるじゃない。”
的にレジへ。
そして、ルノーの軽自動車に乗り込むなら様になっていたと思いますが、
逃げるように自転車で走り去りました。
・・・あのコンビニには二度と行けない。
そのアンアンを家族が寝静まった頃、静かに開き、悲しくなってしまいました。
こんなイラストが6つ子分と、シールのおまけつき。
これを見て、ファンの皆さんは嬉しいんでしょうか?
それとも私がババアになって、新しい感性に付いていけないだけ?
↓これだったら、目をハートにして大喜びですよ!
いつぞやのKOC
確かに、女子ウケしないおそ松さんたちが、
肉食系女性誌で、モテそうな写真を撮るという企画としては
面白いかもしれませんが、所詮は絵です!
多分とこっちと感覚的には同じ↓
もう何十年も前に勉強に飽きた大学生が
暇を持て余して描いた“キン肉まん風KOC”
面白いと思って見るか、マジで胸がきゅんきゅんするか
見る人の感性によって違うのだろうと思います。
私的にはアンアンFeat.おそ松は面白くなかったし、きゅんきゅんもしなかった。
長い前置きは終わりにして・・・
そういう感じで私が即お金を投入したいおそ松さんグッツは
見当たらないのです!
着ぐるみ姿のあざといやつとか、
ガチなオタクが好きそうな背中から羽の生えたやつとか・・・
原作に近いブレザー姿でシェーポーズのおそ松さんが
“控え目”で“ポップなデザイン”且つ“普段使いできる”ものは
中々ありません。
なので、作ってしまいましょう!
と、いうことで私は初期費用が少な目のハンコ作家になることにしました。
最初にオシャレ100均セリアで
消しゴムはんこのはがきサイズを買い、
昔使っていたデザインカッターを机の奥から探し出し、
ロフトで替え刃を買って、後は練り消しとインクパッドをダイソーで買いました。
全てセリアで揃えたいところですが、
あの店はオシャレな湾岸エリアに行かなければいけないので、
駅付近にやたらとあるダイソーを使ってしまいました。
というわけで、始めるに当たって使った金額は500円程度。
一作目。
下手に器用なので、結構細かい図柄にも関わらず、
思ったより良い出来。満足満足。
図柄の方は古本屋で250円で買ったおそ松さん手芸本の
イラストをアレンジしました。
気が大きくなって6人分のハンコを掘り始めることに。
夜中に一人、猫を膝に乗せて
“脳内浄化”というニューエイジ系音楽を聞きながら
暗く掘り続けること六日。
完成。
彫り初めにしては、このくらいで妥協したいと思います。
でも、オタクな私は納得できない。
おそ松、カラ松、チョロ松
思い入れがないおそ松が一番よく彫れてます。
歯の縦線や難しい眉毛もキレイに出来てます。
カラ松の眉毛はもう少しキリッとさせたかった。
一松、十四松、トド松。
一松は目のラインが難しくて、耳のあたりを彫りすぎたので
彫り直ししました。
二番目に好きな十四松の手足の太さが不均等なので、
こっちも実はやり直ししたい。
トド松もバランスが少し気になります。
ついでに、ダイソーのスタンプパッドは、色が薄いので、
イケアの水性ペンをインク替わりに使って押しました。
そして・・・彫り終わった後は空虚感でいっぱい。
明日は新しいハンコを作るために再びセリアへ
ゴム版を買いに行かねば・・・。
アンアン風おそ松に歓喜するオタクを片目で舌打ちしながらも
自分が一番オタクだったというオチでした。