ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

アンフィニッシュド・虚しいライフ

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私の帰国日をマークするママ・・・


今回、時期的に安い航空券が見つけられず、
ドバイやドーハを経由する、南周り以外では
モスクワを経由するロシアの航空会社しかなくて、
アエロフロートを利用して帰ってきました。

90年代まで、子供に操縦させて事故を起こしたり、
機体が古く、無事に飛んでくれればいいという
都市伝説近い話を経験者から聞いていましたが、
前回のドバイ経由で飛行時間だけで20時間近くかかり
快適で、親切なサービスも、飛行機が苦手な私には
最短ルートで帰りたいという第一希望の下、
アエロフロートを使ってみることにしました。
 
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ローマ~モスクワ間は3時間半、液晶画面なしだけど、
ノルウェーに行くときも同じように、シンプルな飛行機に乗ります、
そして、今回は昼食も付いているので、3時間程度なら
時間もすぐに過ぎ去ってくれるので、それは良かったですが・・・
隣の乗った父と娘らしき二人がうるさい・・・。
父がトイレに立ち、娘がトイレに立ち、通路側に座っていた私は
何度も席を立ち、読めないロシア語のスカイマガジンを読むフリをして、
“生理現象は仕方ないっすね、どうぞどうぞ!”とにこやかに
迷惑が掛かっていないフリをしていました。

スチュワーデスは英語が全く通じず、
私の注文したベジタリアンミールもリストアップされていないと
謝りもなしに、チキンを強制的にテーブルに置かれて、泣きそうになりました。


モスクワの空港
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マトリオシュカと卵型の変なな商品ケースがロシアっぽいけど、
トランジットはたったの10分程度だったので、何も見れませんでした。

ローマで飛行機の出発が遅れたので、ただでさえ
2時間弱の乗換時間しかないのに、慣れない空港を歩き
日本行き飛行機は既に搭乗が始まっている様子。

空港を通過するだけなのに、パスポートコントロール
手荷物検査もあり、検査後の手荷物を整理する場所がないので、
急いで、鞄に詰め込んでいたら、後ろの日本人のおっちゃんに
迷惑が掛かっていたらしく、慌てすぎて足がもつれた。

そして、思いっきり転ぶと、パスポートコントロール
荷物検査員が一斉に私の下へ駆けつけ

“転んだ私を心配してくれているの?”

ではなく、腕を掴まれて

“何をたくらんでいる?”
 
・・・転んだ動作が怪しかったらしく、
逃亡を企てようとしていると思われたようです。

パスポートを再度見せて、開放されましたが、
すっごく・・・怖かった。
 
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日本行の飛行機でも私のベジタリアンミールは用意されていなかった・・・

こっちのスチュワーデスさんは、にこやかだったので、
ローマ発の飛行機では、文句を付けたけど、
下手な英語でとりあえず、取り合ってくれるので
こちらも大人の対応としようと

“仕方ありませんね、先ほどのフライトでも
リストアップされていなかったようですから(かっこいいだろ、私?)”

とニッコリ話かけるも、無視されてしまった。

ケッ!
 
映画も新しいものがいくつかと、70~90年代の古い映画と
ロシア映画ばかりで、見ごたえがなく、
眠ってやろうと頭痛薬を飲んで音楽を聴くことにした。

すると、音楽リストにはポール・ウェラーの最新アルバムが!!
まだ聞いていなかったので、嬉しくなって聞いていたら、
薬が効いてきて、アルバム一枚演奏している間、熟睡してしまった。

その後、モリッシーを選曲したせいか、そのまま頭がギンギンになり
朝食タイムに。

マッシュルームオムレツを選択
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他にもパンケーキやミルク粥の選択があったが、
私は甘いものが苦手なので、塩味のものを選んだが、
おやつのフォーチュンクッキーには、

“夢から逃げるな!”

という、嬉しいメッセージ!

まあ、9時間の飛行時間だったら、
10時間なので、大好きなスカンジナビアン航空とあまり
時間は変わらないと、今更思いました。

一番嫌だったのは、フライトマガジンがロシア語しかないことと
会社の怠慢で私のべジミールが用意されていなかったことです。


実家にもどって・・・
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オバちゃんのお土産シュークリームをご賞味中の婆。

ワールドカップの話しかしない親戚や
全く愛着を感じない親戚の子供の話、
食べないから揚げの揚げ方やお菓子の話題を振られて、
ベジタリアンを必死で隠す自分・・・
変人の親戚がいること自体、ママに申し訳なくて。

時差ボケで姉と話していないせいか、
内部被ばくをすっかり忘れて、ベクレル野菜をたべてしまい
後悔しています。

新しい生活をスタートさせるために、することは沢山あるけど、
なんだか、まだ休憩中です。

日曜日にルーテル派の教会に行って、
最初の一歩を踏み出した感じですが、
ミサのあとには、お茶が用意されていて
ノルウェーの教会カフェを思い出し、ちょっとうれしかった。
 
おばちゃんたちもおしゃべりで、怪しい新参者の私にも親切でした。
そのうえ、どこかの教会で大量に仕入れて売れ残った
紅茶と醤油、賞味期限切れを無料でくださいましたが、
寄付程度のお金を置いていきました。
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丁度紅茶がほしかったので、思いがけないお土産に母も大喜び。

今週は牧師さんと個別に、私の意気込みを話し合う約束をしています。
洗礼前の堅信?というと変だけど、お話を聞いて、
私の決意と教会のあり方を聞いてくれるようですが、
追い出されたりしないだろうかと、心配です。

牧師さん、オスロポーランド人神父で
カミッラがお気に入りでセクハラしている
ダリウス神父にタイプが似ているような気がしました。

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うちの猫ちゃんは、私の荷物がお気に入りのようで、
鞄や服の上で寝ています。

カミッラは帰ったあとも、よくメールをくれて
昨日は私のいないナポリは面白くないという
嬉しいことを書いてくれました。

・・・私の計画は時間がかかるけど、夢は諦めちゃいけないね。
 

♪ La prima estate tu non sei laureata, 

Vorrei ricordarti la tua vita c'? hai tu! 


ボケてるおやじが外にピンク色の虫を発見したとか言ってます。
未確認生物UMA発見か?!

・・・Solidi dai! Danie!!ってアーランドが言ってくれたらね・・・。