ナポリの小枝とノルウェーの切り株

ノルウェー、ヴィーガン、猫とおそ松さん

子猫が来た

最近うちに子になったナッツさんは、庭に遊びに来る野良子猫でした。

名前は小学生の姪っ子が千葉県の名物ピーナッツにちなんでナッツと名付けたものの“なっちゃん”と呼ばれる方が多い子になりました。

 

捕獲してすぐの様子、痩せててあばらがごつごつした子猫でした。

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うちには小さな庭があり、猫よけするようなものは置いていないので近所の野良猫が木に登ったり、水道の水を飲んだり、昼寝をしたりと勝手にくつろいでいるようなところになっていたのですが、ナッツさんもそこに紛れて警戒しながら横切るのをたまに見かけていて、親の姿が見えなかったので、うちの子として迎えることにしました(つまりさらった)。

保護するに当たって必要な物品を揃えることと同時にエサや医療費の出資者について話し合うこと数日・・・

野良猫を保護していた親戚からケージを借り、私は子猫用のフードとミルクを揃えて待っていましたが、いざとなると姿が見えなくなる。

ケージは先住猫のノリオ君が自分の部屋のように使い始めた頃、庭をフラフラ横切ろうとする姿を目撃、相当お腹が減っていたのか、エサを差し出すと触っても逃げず、大人猫にパンチを食らっても食べ続けていたので、エサを食べさせながら抱き上げて家の中に連れて行きました。

ケージ内のノリオ君をどかして、ペットシーツを敷き替え、トイレを入れてヒートテックの布を敷いた寝床となる段ボールと餌と水を用意して中に入ってもらい捕獲完了。

 

 

捕獲して数日後の子猫

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よくよく見ると長毛種ぽく、耳の毛やひげが長い。

猫を保護したら、まずは獣医師の下へというマニュアル通りその日の晩にでも連れて行きたかったのですが、仕事の都合上行きそびれると、さらに大型台風の通過に伴い病院は休業。

営業再開の後、連れて行くと生後二カ月の雌猫で700グラム、乳歯が生えているので餌はドライフードでも大丈夫とのこと。

あ~猫ミルク数日分とロイヤルカナンのマザー&ベビーキャットとかいう1つ250円近いウエット24個も注文してしまった・・・まあ、まだ栄養状態が良くなさそうなので食べさせるつもりだけどさ~。

獣医さんの話では野良ちゃんが出産すると全てを育てるのは難しいので、丈夫そうな一、二匹を選んで、あとは育てるのを放棄するらしいです。

ですが、放棄された猫ちゃんも人間が餌付けをしてしまうことである程度生き延びることが可能とかで、ナッツさんもそんな一匹の可能性が高いのではないかということでした。

先住猫がいるのでウイルス検査が終わるまでは一か月ほど隔離しなければいけません。

ケージの中にいてもらうつもりでしたが、2,3日もすると一段ケージでは窮屈なのか、外に出たがります。

なのでエサのタイミングで一日数時間は部屋を閉め切って自由に走り回れるようにしてみましたが、今度はトイレの外でうんちマーキングを始めてしまい、自分の寝床である段ボールやケージの中でおしっこをすることが数回、トイレの猫砂をいつも以上に掃除したりもしましたが、何かが気に入らない様子。

その数日後、血便が出ました。

写真とここ数日の様子をメモして再び獣医さんの下へ。

血便は子猫ではよくあることで、体重も900グラムに増えているので大丈夫でしょうと、整腸剤をもらいますが、その日の晩も血便が出ます。

ネットで調べるとストレスが原因になることもあるらしいので、ケージを解放することにしました。

 

ケージ解放後、寝床を椅子の上に決めた子猫

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もうケージに入りたくないのか、ケージ内のトイレを何度も失敗したので、思い切ってトイレもケージの外に出すと、そこで用を足すようになり、よっぽどケージが嫌だったことが分かりました。

ただ、トイレが小さいのか、中心から外側に向かって排便するのでうんちがまるまる外に出ていたりもしました。

整腸剤が効いたのか便の状態は良くなってきたので一安心。

 

安く作れる簡易穴倉

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100均の二枚100円のウレタンマットを組み合わせて猫の穴倉を作りました。作った後で、500円の猫用ピラミッド型ベッドが売っているのを知り、100円損しました。

ウエットフードは一日に4回与え、気温が下がる夜半には湯たんぽを入れに部屋にはいるのですが、給餌する父や私には警戒心が薄く、膝に乗ってきてお腹を見せてくるようになりました。

 

そして運命の一か月後。

 

エイズ、猫白血病の検査の日を迎えました。

判定は両方ネガティブで、ようやくお待ちかねの合流の日を迎えるのですが、獣医さんの話では予防接種をしたので、合流は翌日以降にとのことでした。

多分、私が小学生の時にワクチン接種した後に言われる“注射した日はお風呂に入るのはやめましょう”とか、そんな感じのことだろうと、ドアの隙間からお互いをのぞかせる程度にして翌日の朝には完全に開放しました。

 

見ての通り仲良し

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ノリオ君も久々の他の猫との接触が嬉しいらしく、最初はナッツの頭に軽く猫パンチを数発食らわせましたが、すぐに警戒心が解け、ナッツをグルーミングし始めました。

決してインスタ映えする二匹ではないけど、家族全員が癒されています。

うちの子になってくれてありがとう!